銘文『和泉守藤原国貞』 種別 わきざし 長さ 45.3ンチ 反り 1.2センチ 元幅32ミリ 元重7ミリ 先幅26ミリ 先重6リ 刀身493グラム (すべて約です) 東京都教育委員会
本作は精良なる地鉄に、地沸つき刃縁には砂流がしきりにかかり、沸匂深く、地刃ともに明るく素晴らしい出来栄えの親国の会心作と云えるでしょう。
初代和泉守国貞は俗に親国と呼ばれ、生国は日向で、後に大阪に移住し、元和9年に和泉守を受領し、 晩年入道して道和と称しています。堀川国広門の末弟子であり、 大阪新刀鍛冶の祖と言われています。 新刀上々作に列位し、また刃味が良いと賞賛され大業物として名を高めています。