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鎌倉中期から南北朝期に活躍した刀工『青江』特別保存刀剣鑑定書

銘文『無銘』 種別 わきざし  長さ 59.0センチ 反り 1.2センチ 元幅30ミリ 元重8ミリ 刀身重量607グラム (すべて約です) 愛知県教育委員会 

無銘で青江のほぼ最高峰の極めの一振りです。

小板目肌に柾目を交えて良く詰み、地沸え良くつき、匂口明るく、金筋美しく激しい互の目乱れで非常に見応えのあり力量と精神を余すところなく見せつける渾身の一振りです。

備中国は古くから良質な鉄の産地として知られ、青江鍛冶はこの恵まれた鉄資源に育まれ、隣国の長船鍛冶とほぼ時を同じくし平安時代後期より南北朝時代まで共に繁栄した一派です。鎌倉中期から南北朝期に活躍した刀工を青江と称し青江の代表工としては吉次、直次、助次、恒次、次直、次吉、等の数多くの名工が輩出しています。

鎌倉中期から南北朝期に活躍した刀工『青江』特別保存刀剣鑑定書

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