銘文『兼元』 種別 脇差 長さ 36.2センチ 反り 0.6センチ 元幅27.4ミリ 元重4.9ミリ 先幅21.8ミリ 先重4ミリ 刀身185グラム (造り的にもすべて約です) 和歌山県教育委員会
出来は明らかに孫六特有の躍動ある迫力の尖り互の目の三本杉を焼き、砂流し、沸え交じり、匂口明るく冴え、刃中の働きは豊富で出来が良いです。後代とは違う技量の凄さを是非ともご堪能ください。
兼元は室町後期に美濃国で活動した刀工。兼元の名は室町時代から江戸時代を経て現代にまで続き古刀最上作にして最上大業物。 末関物を代表する刀工の一人です。
こちらは傷が有りますが、保存刀剣がついて()の但し書きがない兼元では日本一安い売物と思われます。未だ単調に三本杉が揃わない孫六兼元の本領を発揮した出来です。