在銘『吉岡因幡介』 堅丸形 赤銅魚子地 鋤出彫 金色絵 角耳小肉 縦幅75ミリ 横幅69ミリ 重ね4ミリ 重量137グラム( 全て約です) 日本美術刀剣保存協会鑑定書付
現在特別保存のままで治っているのが不思議で上質で丁寧な赤銅魚子地であり、鳳凰図を巧みな高彫を施しており、これぞ名金工作と云える格調高い作品で当然徳川将軍家伝来と思われる最高傑作です。
吉岡因幡介は後藤家と並ぶ名門であり徳川幕府の抱工として著名で後に分家して江戸時代末期迄続く名誉ある名工です。 本作は将軍家の御用を務めた真価を十分に発揮し丁寧に仕上げられた素晴らしい作品です。