銘文『備前国住長船(以下切)』 『天文二十(以下切)』 種別 刀 長さ 65.1センチ 反り 2.1センチ 元幅30ミリ 元重7ミリ 先幅22ミリ 先重5ミリ 刀身666重量グラム (すべて約です) 東京都教育委員会 日本美術刀剣保存協会鑑定書付
俗名は冠しておりませんが見事な小乱刃の備前伝で刃中は変化に富んだ小丁子乱れを焼き明るい金筋を交えるなど古雅な趣をよく示した素晴らしい出来栄えの一振りです。
長船鍛冶の中でも祐定の一派は特に名を高めて後代まで長きに渡り繁栄しました。天文頃の祐定には『与三左衛門祐定』が代表工で祐定の最高峰に位置する名工です。