銘文 『脇田勝寿』『慶應四年二月日』 種別 わきざし 長さ 一尺一寸三分 反り 一分 元幅30ミリ 元重7ミリ 刀身281グラム (すべて約です) 東京都教育委員会
脇田勝寿は、越後国新発田に住し慶応頃に活躍した刀匠です。
出来は孫六兼元写した特有の小互の目乱れで、小板目良くつみ、地沸つき、砂流しが美しく小沸き変化に富んだ見事な働きを魅せる一振りです。
勝寿は竜運斎と号して、竜運斎脇田義輝などとも刻銘しました。後に銘を改めてからは、竜雲斎勝寿、竜雲斎脇田勝寿などと刻銘しています。
品格ある極上拵えが付いております。