銘文 『東都住加藤祐國作』 『昭和五十年二月吉日』 種別 刀 長さ 72.8センチ 反り 1.8センチ 元幅 35ミリ 元重 8.5ミリ 先幅28ミリ 先重6ミリ 刀身重量 1103グラム (すべて約です) 東京都教育委員会
豪壮な体配の堂々たる姿であり、躍動感ある迫力の互の目乱れで、小板目つんだ精良な肌合いで地沸つき刃縁には砂流がしきりにかかり、金線が走り、沸匂深く、地刃ともに明るく冴え刃中の働きは尋常ではなく覇気があり、伝統を受け継ぐ備前最骨頂と云える最高傑作と云えます。
加藤祐国刀匠は本名小島 寛
埼玉県所沢市出身、児玉町住、柳川直弘の門人。祖父の代より刀工を営み、東京都中目黒にて刃物工業を営みつつ、鍛刀研究に努め、備前伝を得意としております。