銘文 『備前國住長船新左衛門尉法光与三左衛門尉祐定』 『永正十年八月日為羽島右衛門尉久秀』 種別 短刀 長さ 19.9センチ 反り なし 元幅 22ミリ 元重 9ミリ 刀身重量 165グラム (すべて約です) 日本美術刀剣保存協会鑑定書付 福岡県教育委員会
長船鍛冶の中でも祐定一派の名工与三左衛門尉祐定と現存作が少ない新左衛門尉法光の奇跡の俗名入りの注文打ちです。
両工ともに評価が高く俗名を共に切る合作は非常に希少です。現存するものはこちらの一振りのみかもしれません。
刃方と棟方両方に焼刃を施し、 地鉄は小板目肌よく詰み、地景入り地沸厚く付き小丁子を交え、刃縁小沸で明るく、細かな金線、砂流しかかりる出来の優れた一振りです。