銘文『廣次』 種別 刀 長さ 64.2センチ 反り 1.2センチ 元幅29ミリ 元重6.5ミリ 先幅20ミリ 先重5ミリ 刀身559重量グラム (すべて約です) 静岡県教育委員会 日本美術刀剣保存協会鑑定書付
相州伝は技術的に一番困難な鍛刀方法と言われ、その中でも名をはせた相州廣次の渾身作です。
刃文は皆焼ごころの相州特有の互の目乱れに小沸がよくつき、金筋が走り、刃中に金筋入り、砂流しがかかり、匂口大変明るく、優れた出来映えを示した覇気ある相州伝の傑作です。
相州広次は相州鎌倉に住した刀工で、南北朝以降、正宗、貞宗に続き相州鍛冶を代表する本流で、広光、広次、広正と続く代表工です。