銘文 『丹波守吉道』 種別 脇差 長さ 44.2センチ 反り 1.6センチ 元幅28ミリ 元重6ミリ 先幅20ミリ 先重5ミリ 刀身410グラム (すべて約です) 岡山県教育委員会
迫力の簾波の傑作刀で小板目肌が細かく詰んだ鍛えに地沸厚くつき、刃文は湾れごころに、沸匂深く足よく入り、砂流し頻りにかかるなど、地刃共に本工の作風を存分に示した一振りです。
吉道は、京初代丹波守吉道の次男として慶長三年に生まれ、父に学んで正保年間に丹波守を受領し、のち大阪に移住して鍛刀、作風はよく詰んだ潤いある鍛えに簾刃や菊水刃を最も得意としています。