柳生 『無銘』 堅丸形 鋤下彫 陰透 鋤残耳 縦幅78ミリ 横幅78ミリ 重ね5ミリ 重量126グラム( 全て約です) 日本美術刀剣保存協会鑑定書付
柳生鍔は剣豪柳生連也が剣法の極意から意匠を考案し、江戸の赤坂五左衛門に地鉄を鍛えさせ、尾張地方の武士に好まれ、一期、二期の柳生鍔制作には、当時の尾張の鍔工である三代桜山吉、福井次左衛門、戸田彦右衛門、大野福重、津田時悦らも参加したといわれ非常に人気の高かった金工群です。
尾張国の鐔工として最高の極めを頂いており、本作は地鉄が黒味を帯びて状態も良く健全であり、自然さが雅味に溢れ、味わい深い風情ある非常に古風な究極なる名品です。