銘文 『肥後国住赤松太郎兼裕』『乙亥年八月吉日』 種別 刀 長さ 76.1センチ 反り 2.0センチ 元幅 37ミリ 元重 8ミリ 先幅 32ミリ 先重 6ミリ 刀身重量 1064グラム (すべて約です) 熊本県教育委員会
清麿を見るが如く力作で素晴らしい出来栄えの一振りです。
迫力の大帽子、重量は一キロを超え、大迫力の大互の目乱れを見事に焼き、刃中には砂流し、匂口明るく冴える清麿を写した堂々たる傑作の一振りです。
赤松太郎兼裕刀匠は本名は木村馨、昭和36年熊本県生まれ、木村兼重刀匠が父で、兼嗣・兼照刀匠を兄に持つ、熊本県八代市で鍛刀されている現代刀匠。昭和56年より作刀を開始、新作刀展覧会でも入選多数。
赤松太郎一門は自家製鉄に取り組み、独自の鋼を用いた刃味優れた豪壮な清麿写しの作風で知られ、国内はもとより海外の愛好家にも人気を博しています。