銘文 『肥前住播磨大掾藤原忠国』 種別 刀 長さ 67.4センチ 反り 1.7センチ 元幅 28ミリ 元重 7ミリ 先幅20ミリ 先重5ミリ 刀身重量 717グラム (すべて約です) 日本美術刀剣保存協会鑑定書付 京都府教育委員会
躍動感ある迫力の大互の目乱れで板目良くつみ、地沸つき、刃中には見事な金筋、砂流しが美しく華やかなで匂い深く小沸き大変見事な出来栄えとなっております。
忠國は、初代忠吉の門人で初銘を廣則と云い、慶長三年に廣貞 (吉家)の次男として生まれ、元禄四年四月に没しています。寛永十一年には、播磨大掾を受領と同時に肥前小城藩の抱工となり、後に播磨守に転じ晩年は、入道して休鉄と号しました。