銘文『無銘』 種別 刀 長さ 69.6センチ 反り 1.1センチ 元幅30ミリ 元重7.5ミリ 先幅20ミリ 先重5.5ミリ 刀身759重量グラム (すべて約です) 大阪府教育委員会
法城寺正弘は、但州法城寺国光の末裔と言われ、生国を但馬国出石郡弘原、後に江戸に出府して滝川三郎太夫と称し、江戸法城寺派を確立した名工です。
一門には二代目正弘をはじめとして但馬守貞国、同じく但馬守国正、越前守正照、吉次、国光、正則などの諸工がいて、一門は大いに繁栄し出来も酷似していることから虎徹の師であるという一説も有り、虎徹と肩を並べる名工として名を馳せております。
江戸法城寺派独特の沸出来で、湾れ刃基調の刃を焼いた、正弘の典型的な作風で、地沸えつき、刃縁の金筋が冴えており虎徹を彷彿する一振りです。