銘文『備中守橘康廣』 種別 わきざし 長さ 54.1ンチ 反り 1.0センチ 元幅30ミリ 元重7ミリ 先幅20ミリ 先重5ミリ 刀身509グラム (すべて約です) 兵庫県教育委員会
福岡一文字を再現したような素晴らしい出来栄えを示し映り立ち、小板目肌良く詰み、地沸え良くつき、匂口明るく、素晴らしい丁子乱れで力量と精神を余すところなく見せつける渾身の一振りです。
白鞘は新調したばかりのものです。
康広は紀伊国に生まれ大坂石堂を代表する業物名工。 富田五郎左衛門と言う、土佐将監為康の次男で陸奥守為康の弟、兄と共に大坂に移り、大坂石堂の祖といわれ大坂石堂と称します。