三鈷柄剣雲龍図大鍔『水戸』 木瓜形 鉄槌目地 鋤出高彫 素銅象嵌金色絵 金銀布目象嵌 打返耳 両櫃孔 縦幅118ミリ 横幅112ミリ 重ね5.5ミリ 重量357グラム 全て約です。 座布団付箱入りです。 躍動感満ち溢れる見事な雲龍の大ぶりな鍔です。 水戸金工 水戸では江戸時代後期に多くの金工が育まれており、西の長州と並び賞される鍔の一大生産地として著名です。水戸金工の起こりは、佐竹氏が京都から正阿弥一派の彫工を招致したのが始まり。水戸の金工は、軍地与五郎と矢田部通寿が基礎を形成し、ここから承寿、吉長の玉川派があらわれ、通寿門下の玉川美久、同じく通寿門下で写実風の高彫りを得意とする打越弘寿などが現れて活躍し江戸末期に大きな集団として活躍したのは玉川派、泰山派、一柳派。