銘文『和泉守藤原國貞』 種別 刀 長さ 二尺0寸八分 反り 四分五厘 元幅29ミリ 元重6.5ミリ 先幅20ミリ 先重5.5ミリ 刀身597重量グラム (すべて約です) 千葉県教育委員会
本作は小板目肌がよく詰んだ上品なる地肌に、特有の直刃の焼出しが見られ、その上は小のたれに互の目、丁子風の刃などが交じった激しい刃文を焼き、小沸が厚くつき、砂流しが明るく冴えており大変見事な出来栄えとなっております。
初代和泉守国貞は俗に親国と呼ばれ、生国は日向で、後に大阪に移住し、元和9年に和泉守を受領し、 晩年入道して道和と称しています。堀川国広門の末弟子であり、 大阪新刀鍛冶の祖と言われています。 新刀上々作に列位し、また刃味が良いと賞賛され大業物として名を高めています。