銘文『寿命』 種別 刀 長さ 70センチ 反り 1.1センチ
元幅30 ミリ 元重7ミリ 先幅20ミリ 先重5ミリ 刀身のみ694グラム (すべて約です)愛知県教育委員会 日本美術刀剣保存協会鑑定書付
貴重な在銘の古刀寿命です。
板目良くつみ、地沸つき、砂流しが美しく匂い深く刃縁には金筋が小沸き美しい映りを交えた見事な小乱れの傑作となっております。
寿命は鎌倉時代より続く名門刀工です。もともとは大和から移住したものと考えられます。大和手掻派の流れを汲み、鎌倉時代に美濃国へ移住した後、新刀後期まで本国美濃や隣国の尾張で活躍し続けその名前がめでたい事からご祝儀や献上品として武家社会で重宝されたと言われます。 尚、新刀期における寿命は、慶長頃の丹後守寿命を初代とし四代、五代と続きます。