在銘『常重』 竪丸形 真鍮地 鋤出高彫 象嵌色絵 打返耳 縦幅74ミリ 横幅69ミリ 重ね6ミリ 重量145グラム( 全て約です) 日本美術刀剣保存協会鑑定書付
同工が得意とした真鍮石目地に和歌の神として知られる蟻通宮の神威を表現され見事な鋤出高彫金銀象嵌によって表現された素晴らしい逸品です。
常重は江戸中期の奈良派の金工で、安親とほぼ同時代あるいはその直後の金工で、和漢の人物などを題材とした大胆な人物描写で知られており、真鍮地を用い、古色溢れる風合いを演出する奈良派金工です。