銘文 『献納陸海軍昭和二十年六月八日』『心月斉泰弘弘光作之』 種別 刀 長さ 64.5センチ 反り 1.7センチ 北海道教育委員会 元幅32ミリ 元重6ミリ 先幅24ミリ 先重5ミリ 刀身706重量グラム (すべて約です)
終戦間際である昭和20年六月の最も戦況悪化しているなか起死回生を願い作刀された献納陸海軍とある合作の入念作でおそらくは高級士官クラスの方へ起死回生の勝利を祈願し献納した御刀だと思います。
量産されたものとはレベルが違い古研ぎの状態ですが出来をみれば普通の軍刀レベルを超える見事な出来で刃中に小沸え大変よくつき素晴らしい小丁子です。金線も入っており研ぎで生まれ変わると思います。
弘光は 本名を小藤喜久生と云い大正5年10月18日生まれ。刀匠一家の二代目を継承する。昭和20年までは、主に海軍士官用軍刀を作刀。昭和28年、サンフランシスコ講話条約に際し記念刀を鍛刀する。新作名刀展にて受賞多数。
泰弘は刀工銘を調べても該当する刀匠がいません。
時代の鞘ですので多少痛みがあります。