銘文 『二十五代藤原兼房作』『平成二十六年春』 種別 刀 長84.8さセンチ 反り 2.2センチ 岐阜県教育委員会 元幅33ミリ 元重8ミリ 先幅26ミリ 先重6.5ミリ 刀身1058重量グラム (すべて約です) 最近大金をはたいて注文して出来上がったばかりですが、経済的に問題が起きて売却するそうです。本作は福岡一文字を見るような華やかな互の目乱れにたっぷりと付いた沸、ほつれ絡んで刃中は明るく冴え働きはに見事で地肌美しく、刃縁に銀の小粒を蒔いたような精美な小沸き非常に素晴らしい出来で長寸豪壮な特別注文ならではのこの上なき出来の太刀です。 二十五代藤原兼房 昭和32年生まれ。昭和50年、刀匠・月山貞一に入門。昭和58年、父二十四代藤原兼房に師事。昭和57年、文化庁認定の刀匠となる。新作名刀展に於いて優秀賞、努力賞を受賞。全日本刀匠会理事。関伝技術保存会理事。関伝刀匠会会長。<受賞歴> 薫山賞1回 優秀賞2回 努力賞8回 入選8回 三匠会、監査関伝技術保存会理事。