銘文 『寿命』 種別 刀 長さ 69.4センチ 反り1.4センチ 大分県教育委員会 元幅29ミリ 元重6.5ミリ 先幅21ミリ 先重4.5ミリ 刀身621重量グラム (約です) 日本美術刀剣保存協会鑑定書付 当刀は大分県大名登録、本阿弥光賀先生による折紙の付いた由緒ある寿命で出来は素晴らしく躍動感ある迫力の小互の目乱れで板目良くつみ、地沸つき、砂流しが美しく華やかなで匂い深く小沸き見事な美濃伝の傑作の出来栄えとなっております。 寿命は鎌倉時代より続く名門刀工です。もともとは大和から移住したものと考えられます。大和手掻派の流れを汲み、鎌倉時代に美濃国へ移住した後、新刀後期まで本国美濃や隣国の尾張で活躍し続けその名前がめでたい事からご祝儀や献上品として武家社会で重宝されたと言われます。 尚、新刀期における寿命は、慶長頃の丹後守寿命を初代とし四代、五代と続きます。