銘文『備州長船則光』『文明二年八月』 種別 刀 長さ 62.5センチ 反り 1.3センチ 元幅29ミリ 元重7ミリ 先幅18ミリ 先重4ミリ 刀身530重量グラム (すべて約です) 島根県教育委員会
文明二年ですので五郎左衛門尉則光の頃で寛正則光と尊称される時代の則光です。
品格ある備前伝の出来で、刃中は二重刃掛かり、細かな小足が働き金線が入り、平地には淡く映りが立つなど味わいある小乱刃であり本工の技量を遺憾なく発揮した一振りです。
則光の始祖は長光の門人といわれ、鎌倉時代より室町時代後期まで続く刀工群です。