銘文『無銘』 種別 刀 長さ 70.8センチ 反り 1.7センチ 元幅32ミリ 元重8リ 先幅21ミリ 先重6ミリ 刀身823重量グラム (すべて約です) 新潟県県教育委員会 日本美術刀剣保存協会鑑定書付
奥州仙台住藤原國包の初代は大和保昌の末流で慶長頃に伊達政宗に藩工として召抱えられ、古作保昌写の刀を鍛刀しました。
柾目鍛の作刀では新刀随一と称えられ、新刀最上作に位列します。この作風は後代に引き継がれて十四代に渡り繁栄しました。
本作は新々刀期の国包で、掟通りの柾目肌の典型的な作柄を示した優刀で、大和保昌伝と云わんばかりの名刀で特有の柾目交える素晴らしい保昌肌で小沸がつき、匂口明るく金筋が美しく冴え仙台國包一門の典型的な作柄を顕著に示した一振りです。