銘文『平成五年八月日』『築州住宗勉光作』 種別 たち 長さ 66.6センチ 反り 2.8センチ 元幅30ミリ 元重6.5ミリ 先幅22ミリ 先重5ミリ 刀身651重量グラム (すべて約です) 福岡県教育委員会 委保第3452号
鎌倉期古青江派を彷彿とさせる美しい反り姿の一振です。
希少な宗勉刀匠と宗一門の刀匠である筑州住光の合作です。
大変見事な逆丁子で刃縁には沸、ほつれ絡んで刃中は明るく冴え働きはに見事でライトにあてない状態でも半端ではない働きを見ることができ、刃の出来は昭和の刀と思えないような出来で技量を遺憾なく発揮した一振りです。
宗勉刀匠は、本名を宗勝といい、昭和2年に生まれる。昭和21年、父の宗正光刀匠に師事し、昭和30年より新作名刀展に出品する。文化庁長官賞、薫山賞などを数多くの特賞を受賞し、平成2年に無鑑査の認定を受ける現代きっての名工です。