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超傑作一文字を彷彿する在銘『備前國住長船祐定作之』『天正元年八月吉日』特別保存刀剣

銘文 『備前國住長船祐定作之』『天正元年八月吉日』 種別 刀  長さ 69.5センチ 反り 2センチ 元幅30ミリ 先重7.5ミリ 先幅21ミリ 元重5ミリ 刀身684グラム (すべて約です) 岡山県教育委員会   

天正期の祐定は与三左衛門尉祐定や源兵衛尉祐定を筆頭に彦左衛門尉、七郎左衛門尉、新十郎、藤四郎、弥九郎、三代彦兵衛尉など一家を成し得るほど多くの上手が活躍した時代です。

入魂作の証である備前國銘を冠しており、出来は本伝である一文字を彷彿する至宝の備前伝を顕わした豪華絢爛なもので、迫力の互の目乱れに激しい丁子を交え、匂口大変明るく、砂流し美しく刃中は、変化に富み、足とほつれが働き古雅な趣をよく示した素晴らしい傑作の出来栄えです。

長船鍛冶の中でも祐定の一派は特に名を高めて後代まで長きに渡り繁栄しました。天正頃の祐定には「彦左衛門尉祐定」や小早川家抱え工の「七朗右衛門尉祐定」や『与三左衛門祐定』などが代表工でいずれも祐定の最高峰に位置する名工です。

超傑作一文字を彷彿する在銘『備前國住長船祐定作之』『天正元年八月吉日』特別保存刀剣

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