銘文 『備前国住長船彦兵衛祐定作』 『永正三年八月日』 種別 刀 長さ 65.1センチ 反り 2.6センチ 千葉県教育委員会 元幅28ミリ 元重6.5ミリ 先幅17ミリ 先重4ミリ 刀身498重量グラム (約です) 日本美術刀剣保存協会鑑定書付 俗名、年紀が入り注文打に見られる「備前国住」と切り、希少な彦兵衛祐定の作で本刀は美しい反り姿に一筋の樋をかき流し直刃で刃中の働きが活発で平地には映り立ち勇壮な姿の見事な太刀姿です。 彫り物の跡みたいなものがあります。ハバキは金着せ二重です。彦兵衛尉祐定は、永正頃の傑出した名工、与三左衛門尉祐定の父であり、祐定の祖と伝えられる刀匠です。彦兵衛祐定初代は、源兵衛、次郎四郎、七衛、新十、彦左衛門等の俗名ある刀工をはじめ、五十余名存在したと伝えれる祐定の中にあって、与三左衛門と共に頂点立つ名工です。