銘文 『濃州関住兼定造』 種別 刀 長さ 二尺一寸九分五厘 反り 七分五厘 大名登録 福岡県教育委員会 元幅30ミリ 元重6.5ミリ 先幅19ミリ 先重4ミリ 刀身541重量グラム (約です)日本美術刀剣保存協会鑑定書付 之定は江戸時代は千両兼定と言われ5千万円以上の価格を付けられほぼすべて大名家により所有され名高く現存作少ない貴重な御刀です。本刀は美しい反り姿に丸い互ノ目を賑々しく焼き刃文構成は大変見事で兼定の作風を顕著に表す優作です。これほど素晴らしい反りの物はあまり類がないのではないでしょうか。 之定は孫六兼元と並んで室町時代後期の美濃鍛冶を代表する刀工。 古刀期にあって珍しく受領「和泉守」を許されたほとんどのものが大名などに所有されています。