在銘『行安』 種別 太刀 長さ 二尺六寸二分五厘 反り 一寸一分 東京都教育委員会 元幅31ミリ 元重7ミリ 先幅17ミリ 先重4ミリ 刀身重量805グラム (約です)日本美術刀剣保存協会鑑定書付 稀少な薩摩刀の古波平行安の在銘です。 一筋の樋をかき優雅な反りに良く錬れた地鉄に映りたち、刃中の砂流し、小沸え交え素晴らしい焼き刃です。写真では映りが分かりづらいですが現物は映り、働きともに群を抜いています。銘文もしっかり行安と見えます。是非とも平安時代の名刀を手に取りご堪能下さい。 日本刀の源流とされる大和鍛冶の分流と云われ平安後期の刀工。薩摩国谷山郡に住した。行安をはじめこの地に居住した一派を波平派といい、永延ごろ大和国から移住したと伝える正国を祖とし行安は正国の子。