銘文『無銘』 種別 刀 長さ 66.8センチ 反り 1.4センチ 元幅27ミリ 元重6ミリ 先幅27ミリ 先重4.5ミリ 刀身重量528グラム (すべて約です) 愛知県教育委員会
博物館でも滅多にお目にかかれない三浦梧楼が従軍の際にずっと愛用して従軍刀として所持した最高峰の極めの一振りです。
最高の栄誉宮中顧問官、三浦梧楼氏より直々に大日本帝国憲法の起草者の一人伊東巳代治伯爵が譲り受け、自らの愛刀として鞘書と木札書をしていおります。
こちらの一文字は三浦梧楼が従軍の際にずっと愛用して従軍刀として所持し、奇兵隊を率いて第二次長州征伐を始め、戊辰戦争、萩の乱、西南戦争と転戦。
西南戦争の際は征討第3旅団司令長官として西郷隆盛を鎮圧したその人。枢密顧問官に就任、また
最高の栄誉宮中顧問官などの要職を歴任しました。
また、伊東巳代治伯爵の売立目録にこの刀そのものが拵えと共に所載され、こちらの太刀が間違いないことを証明しています。
近年伊東巳代治伯爵の鞘書きは偽造などが散見されるほどの有名人ですが、こちらの商品は鞘書、木札共に完全に間違いない大変希少な逸品です。
こちらの太刀は一文字として、重要刀剣レベルを遥かに凌駕する出来栄えで、由来もこの上ない歴史的資料でありますが、あくまで特別保存としての価格になります。また、外装だけでもとんでもない価値であることは言うまでもないと思います。
乱れ映りが鮮明に立つ精良な肌合いに地沸つき、覇気があり刃中の働きは尋常ではなくこれぞ福岡一文字の技量を見せつける渾身作です。
鎌倉初期から中期にかけての期間に長船の南隣、福岡の地で鍛刀した一門を『福岡 一文字』と呼称し、助宗は備前、則宗の子。後鳥羽上皇の御番鍛冶として仕え大一文字と称されました。