貝尽図小柄『無銘古後藤』特別保存刀装具鑑定書 赤銅魚子地 高彫 金、銀色絵 縦幅14ミリ 横幅95ミリ 重ね4.5ミリ 重量22グラム 全て約です。 日本美術刀剣保存協会鑑定書付 古後藤は、室町時代の初代祐乗から、桃山時代の五代目徳乗あたりまでの作で後藤家の作品を指しています。初代の祐乗は足利義政将軍の側近に仕え、従来の美濃彫り様式を集大成し格調高い後藤風を工夫し完成させました。その遺作には重要文化財や重要美術品に指定認定されたものがあります。二代宗乗以下、足利・豊臣・徳川の為政者に彫金並びに財務の業をもって遇せられました。その後、後藤家は十七代光典にいたるまで宗家・分流ともに繁栄しました。