銘文『無銘』 種別 刀 長さ 二尺0寸三分五分 反り 四分 元幅27ミリ 元重6ミリ 先幅17ミリ 先重4ミリ 刀身549グラム (すべて約です) 長野県教育委員会
大名登録三桁で出来は、下から上まで流石は粟田口で他とは段違いであり、映り立ち、小足入り、匂深く、小沸が厚くつき、刃中には金線入り尋常ではない働きでまさにこれが粟田口の見本である出来を示しており物凄い働きが止まることなく続いております。
平地の映りも素晴らしく歴代の権力者が虜になったのは十二分に納得ができます。
古今稀にみる素晴らしい名品ですので是非とも手に取りご堪能ください。
粟田口一派は鎌倉初期から中期にわたり最も栄え開祖は粟田口国家。国家の子が粟田口六兄弟。
国友、久国、国安、国綱らが後鳥羽院御番鍛冶と伝わり全時代、全流派の中で最も澄んで美しいと絶賛され、名声を得ました。