銘文 『実忠』 種別 脇差 長さ 55.2センチ 反り 1.5センチ 東京都教育委員会 元幅27.9ミリ 元重6.5ミリ 先幅20.7ミリ 先重4.8ミリ 刀身439重量グラム (約です)日本美術刀剣保存協会鑑定書付
現在国不明時代室町末期となってますが、実忠自体が非常に作品が稀で資料が少ないために断定しきれないのかもしれません。
ただ、こちらの刀工の資料がネット上であるのですが、若干の銘の入り方が違いますが、書体や癖はほとんど一緒で、まず間違いないのではないでしょうか?
あくまで現状での販売のため国不明室町末期として評価しております。
出来だけで見ると直刃の中の刃の働きが見事で金線、砂流し、湯走りなど、かなり激しく入っております。
飯能市の重要文化財に指定されている説明より
実忠(さねただ)は、室町時代末期の刀工で、日向実昌または実正の子とされます。姓は田中氏、日向国(宮崎県)綾(あや)の古屋に住み、藩主伊東氏に仕えたといいます。
ただし、実忠の天正2年(1574)作の銘字が、新刀の祖とされる堀川国広の古屋打ちそのままであったり、また田中家系図に、国広の父は実昌の子とあったりするなど、実忠は国広と同人とも考えられています。
日州刀工は天文・永禄頃には実の字が通字ですが、天文頃から国の字になり、一族の改名があったと言われています。