銘文『長州住二王直清作之』『文久三年二月日』 種別 刀 長さ 75.6センチ 反り 1.6センチ 元幅34ミリ 元重8ミリ 先幅23ミリ 先重6ミリ 刀身899グラム (すべて約です) 岡山県教育委員会 二王直清は江戸時代末期、長門国で長州藩御抱工として活躍した清重の在銘年紀作品です。直清は俗名を玉井長蔵と言い、二王派の末葉で大慶直胤に学びました。 一筋の樋を掻き止めた豪壮な体配で刃中は変化に富んでたっぷりと付いた沸、ほつれ絡んで明るく冴え、砂流し、匂口明るく、力量と精神を余すところなく見せつける逸品です。