銘文『(佩銘)筑紫四郎国光作』 種別 刀 長さ 64.2センチ 反り 1.9センチ 元幅33ミリ 元重7.5ミリ 先幅22ミリ 先重6ミリ 刀身743重量グラム (すべて約です) 東京都教育委員会 日本美術刀剣保存協会鑑定書付
蜂谷海軍少佐の所持品であり書類の中身は残っておりませんが封書が付いており入念な注文打海軍拵え付です。
小互ノ目乱れを几帳面に焼き刃縁には細やかな沸えがつき刃文構成は大変見事で孫六を写した作で地刃ともに良く冴え見事な出来です。
国光(明治27年3月20日生~昭和61年1月没/福岡県大牟田市)は昭和天皇の佩刀も製作し、三池天太光世の流れを汲み、藩政時代は筑後柳川藩立花家のお抱え鍛冶を勤め、水心子正秀門人帳にも名を連ねるほどの名門で昭和14年刀剣試し斬り審査が行われた際、斬れ味が最も優れて いたと伝えられ、虎徹をも破って古今随一とされ「今虎徹」とも呼ばれて賞賛されました。中山博道先生も長曽称虎徹に優るとも劣らない斬れ味だと賞賛され本工を筆頭に現在も小宮一門の名は広く世に知られる名門です。