種別 刀 銘文 『無銘』 (大宮)
長さ 二尺二寸九分 反り 四分 元幅30ミリ 元重6.8ミリ 先幅21.5ミリ 先重4.8ミリ 刀身616グラム (すべて約です) 東京都教育委員会
日本美術刀剣保存協会鑑定書付 保存刀装具、特別保存刀剣 白鞘袋、拵え袋付
本作は長船景光の傑作に非常に近く、別角度で見れば映りも鮮明ですので吉岡一文字としても考えられる。非常に刃の働きが突出してる最高傑作のような出来です。大宮という極めでも十分良いのですが、どちらかというと作風がだいぶ違うのでワンランク上の指定を受ける際に極め変更が行われる確率もありそうです。
本刀はやや片落互の目風になって、
姿は、浅く腰反り、中鋒/中切先。地鉄は、小板目肌がよく詰んで非常にきれいな板目が散見する。地沸が細かく微塵に付き、乱映りが鮮明に立つ。
刃文は、互ノ目に激しく小丁子、小互の目を交じえ、金筋が至る所に入って、やや逆足、葉がよく入り、匂口は激しく、帽子は三作帽子のようになって激しく火炎のようになる。まさに傑作刀。