銘文 『無銘』 種別 刀 長さ 二尺二寸九分 反り 五分五厘 東京都教育委員会 元幅30ミリ 元重7ミリ 先幅21ミリ 先重5ミリ 刀身702重量グラム (約です)日本美術刀剣保存協会鑑定書付 鑑定書の解釈の意味が非常に難しいですが、要するに切付銘として一文字を認めつつ、その出来が完全な一文字とまではいかない為に金房と書いているのだと思います。確かに完全な一文字まではいかないとはいえども、一文字の特徴が随所にあらわれている佳品であり、非常に珍しいものです。大板目に杢目交じり詰んだ精良な鍛えに迫力の沸出来、砂流し、金線、匂口明るく冴え、覇気があり刃中の働きは尋常ではなく傑作の一振りです。