銘文『助包』 種別 刀 長さ 62.4センチ 反り 2.3センチ 元幅25ミリ 元重5ミリ 先幅21ミリ 先重4ミリ 刀身428ラム (すべて約です) 教神奈川県育委員会
現存作は少なく重要に指定された古備前助包の在銘品です。
重要刀剣鑑定書でもきちんと古備前助包と鑑定され平安時代の最上作の在銘太刀がここまで健全な状態で存在している事が奇跡です。
特徴とする美しい反り姿で、平地には乱れ映りが立ち、地景が交じる素晴らしい地肌に地沸えが良く詰み、古備前派特有の小互の目乱の味わい深い素晴らしい乱刃で匂い深く、小沸えつき、金筋入り、砂流しかかる一線を逸脱した古備前派の魅せる古趣なる働きを示しております。
最新技術をもってしても解析不能とされる最高の技術を駆使した古備前の太刀を是非とも家宝にお加え下さい。
古備前派は、平安時代中頃に興った備前国の日本刀刀工一派で古来より贈答用として珍重されたほか、いわゆる門外不出の家宝となっていた作品も多く備前国では吉井川流域で産出される良質な砂鉄を原料とし、古くから鍛刀が行われ、平安時代末期から鎌倉時代初期の刀工で備前伝の最初期の刀工です。
助包は古刀最上作で古備前派を代表する刀工の一人となっています。